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20.蛍光顕微鏡の使い方(花香博美)

当研究室では、OLYMPUSのAX80Tという蛍光顕微鏡を使用している。  

 

観察及び写真撮影の手順

1)メインスイッチを入れ適切な明るさにする。

2)適切なフィルタ(当教室はWU,NIBA,DA/FL,WIG)を入れる。

3)観察光路(接眼部光路またはTV部光路)、周回光路(ダイレクト光路、ZOOM光路、または写真光路)を設定する。

4)標本をセットする。

5)10倍の対物レンズを光路に入れ、明視野光路にする。

6)眼幅調整、視度調整、光軸調整を行う。

7)オートフォーカスまたはマニュアルでピントを合わせる。

8)目的に応じた検鏡法に設定する。(対物レンズ、ZOOM倍率の選択)

9)オートフォーカスまたはマニュアルでピントを合わせる。

10)観察する。

 

以上のように観察を行い、光学的調節を十分に行っておく。

次に35mmカメラによる撮影手順にうつる。

1)光路を選択する。観察光路はBI、周回光路はZOOM PHOTOを選択する。

2)カメラを選択する。(35Lまたは35R)

3)フィルムを装填する。(当研究室はFUJIFILMのPROVIA400を使用している。)

4)フィルムデータ(ISO感度およびフィルム特性値)の入力を行う。

5)フィルタを選択する。(カラーはLBD、モノクロはコントラストフィルタ)

6)フィルタがカラーの場合、AX80写真撮影用電圧スイッチを押す。

7)フレーミングを行う。

8)AX80オートフォーカスまたは焦準ハンドルでピントを合わせる。

9)撮影モードを選択する。

10)露出補正を選択する。(オート露出モードまたはマニアル露出モード)

11)露出がOVERまたはUNDERが表示されていないことを確認する。

12)マルチコントロールボックスのEXPOSEスイッチを押して写真を撮る。

13)フイルムが終わると自動巻き戻しされるのでフィルムを取り出す。