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キーストンシンポジウムに参加(1999年4月9日)


(Keynote Address)


(Breakfast)


(Poster session)


(Hanaka With Peters-Golden)

4月1日ー6日 コロラド州キーストンでlipid mediators: Recent advances in the Understanding of Molecular Biology, Biochemistry and Pharmacologyが開催された。清水は好運にもKeynote Address (基調講演)の役を仰せつかり、開催1日目に「ロイコトリエンの合成と受容体」に関して、約1時間の講演を行った。キーストンシンポはGorden Conference, FASEB Conferenceと並んで、第一線の研究者が「未発表のデータ」を示すことで、お互いに刺激あうのが目標の会議で少人数(100名程度)で開かれる。今回の収穫はなんと言っても、メルクグループ(Jilly Evans)によるロイコトリエンD4受容体クローニングと塩野義花崎及びランボーによる新しいタイプの分泌型ホスホリパーゼA2の発見につきる。生化学教室の中谷、花香、増田の3名はそれぞれの仕事をポスターで発表した。ちなみに、キーストンは標高3千メートルで、酸素が希薄で、階段を上るのも息が切れる始末で、また、数日間は頭痛を訴える人が多かった。多くの人間がスキーを楽しむ中、清水は静かな昼間の時間を利用して、「パレスチナから来た少女」(大石直紀)と「白い夏の墓標」(帚木蓬生)をじっくり読んだ。