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Nov. 20, 2003 教室の御祝い会(武田医学賞受賞)

大変光栄なことに第94人目(49回)の武田医学賞を受賞した。武田医学賞は我が国の民間財団の医学賞としては歴史も最も古く、 また、権威の高いものである (武田科学振興財団 link)。京大、カロリンスカ、東大と28年間、多くの人間的にも素敵な共同研究者に恵まれたこと、 また、東大医学部が良い研究環境を作ってくれたことの御陰と感謝している。

 11月12日に都内で授賞式が行われたが、20日には6時から細胞情報の教室で祝う会が開催された。私の長い挨拶ののち(写真1)、 直ちに乾杯に入り、なんと15リットルのシャンペンが開栓された(写真2)。研究を支えてくださったOBも加わり、 約30名の出席者で、全部飲んだことになるので、中には倒れる人もいるくらいの盛り上がりとなった。 8時からは予定していた学会予行が宴会の場で開かれ(写真3)、長瀬先生、中尾先生、尾藤先生などを初め教室員から厳しい質問も出された。 その後、さらに研究のあり方、共同体のあり方、スタッフへの注文、大学院生への叱咤など夜11時半まで会場は盛り上がった(写真4,写真5)。

 この「酔っ払い集団」によるある意味での激論にはほとんどの人が参加をし、提案をし、この10年間で最も盛り上がった討論が出来たように思う。 ある院生の「こうした討論が出来たことが、先生への一番のお祝いかも知れない」という言葉に、ほろりときそうな私であった。 さて、問題は、みんなが内容を覚えていること、また、普段からこのような討論ができることである。

追補 (Nov. 23, 2003)? 酔っぱらいによる討論の結果かどうか、進藤君は数日後の第8回東京プロスタノイド研究会で見事、 若手奨励賞(YIA, Young Investigator賞)を受賞した(拍手)。

写真1 賞状とメダル、この後長い挨拶が


写真2 15リットルのシャンパン


写真3 学会予行が突然始まる


写真4 盛り上がる教室員達(1)


写真5 盛り上がる教室員達(2)